日陰令嬢は常に姿を消して生活したい~あれ?私って転生者?陰から皆さんをお守りいたします。
俺があの時、邪魔をしなければアメリアがこんなめに合う事は無かった。自分が不甲斐ないばかりに招いた事態に、ライナーは泣きたくなった。そんな俺を見て、アメリアは俺の頬に手を伸ばしてきた。
「ライナー様、そんな顔をされてどうなさったのですか?」
「それは……自分が……情けなくて……やるせなくて……。すまない……アメリア」
「ふふふっ……ライナー様が謝る必要はありません。……っ……これは、私の失態ですから」
「しかし……」
もう一度きちんとした謝罪をしようとしたところで、廊下から足音が聞こえ、部屋をノックする音が聞こえてきた。
「入れ」
俺の許可を得た廊下の人間が、部屋の中へと入ってくる。
「旦那様、医者をお呼びしました」
「シャルルご苦労だった」
シャルルが呼んできた医者は女性のようだ。女医はすぐにアメリアの元まで来ると診察を始めた。
「ドレインバス侯爵様、申し訳ありませんが廊下の方へ移動をお願いしても良ろしいですか?」
「何故だ?」
「その……奥様の服を脱がせて頂いての診察になりますゆえ……」
「そっ……そうか、気が利かなくてすまない」
「いえ、こちらこそ、言葉知らずで申し訳ありません」