Secret Love 〜カリスマ美容師は幼なじみの年下アイドルを溺愛する〜
実は店の最後を怜央にまかせたのは初めてだった。

桔平の鍵を怜央に渡した時は驚いていたが旅行中だと説明すると納得をした。
爽平と桔平とたまに真綾が店の開け閉めをしているNUAGE(ニュアージュ)

そろそろ怜央も信用してもいいだろうと桔平と相談をして今回は真綾じゃなく怜央にまかせた。
真綾が社会人になった時も考えての事だった。

怜央も朝から仕事があり店に来れたのは3時すぎだった。

裏の個室を使うスタイリストは裏口の鍵は与えられていて、ボックスにスタッフルームの鍵がかかってあるから使用できるのだが社長室の鍵は爽平と桔平しか開けることが出来ないし、セキュリティもかかっている。

今回怜央に頼むとあって指紋認証登録と暗証番号を教えた。
社長室が開かないと店のレジの鍵も取れないようになっている。
そして閉店後にレジのお金を回収して社長室の金庫に入れる流れだ。

スタッフルームでこれからのつぼみ組とcorolla(コローラ)のスタッフを考えていた。

正直爽平さんがいない時はきつい…
時間に追われるし、自分はまだまだだと思い知らされた。

しばらく自分の中で考えをまとめてパソコンに打ち込んでみた。
あまり得意ではないが文字なら打つことはできる。
後で桔平さんに見てもらおうと打ち込んでいった。
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