敏腕CEOは初心な書道家を溺愛して離さない
 その間も神代は香澄に優しく声をかけ続けて、甘いキスを何度も落とす。
 指が動かされるたびに恥ずかしい場所が濡れた音を立てるのも耳に届いて、自分の声すら刺激になってまたきゅうっと指を中で咥えこんでしまう。

 その時、神代が指を抜いて、身体を起こした。
 もう終わったのかも、と一瞬安心した香澄の両膝を手で拡げる。

 そんなところを拡げられたらあらぬところが見えてしまうし、今はぐっしょり濡れてしまっている感覚もあるから、さらに恥ずかしくて足を閉じようとしたのだ。

「だーめ」
 くすりと笑われて膝の内側を軽く噛まれた。
「きゃ……んっ、けど、恥ずかしい……です」
 視線が絡まったまま、膝の内側から太腿へと唇は移り、そこに赤い痕を残して、さらに奥へと進んでいく。

「え、ちょ……待ってください。それは……待っ、ぁあ、あぁんっ」
 何となく予想がついて待ってと言ったけれど待ってはもらえず、神代はその場所に顔を近づけてきた。

 濡れてしまっているその芽を舐め上げられたり、吸われたりしてしまって、時折じゅるっと啜るような音さえ聞こえる。

 最初こそ恥ずかしかったものの舌で甘く舐められるということはあまりにも快感が強く、まるで溶けだすように隘路から止めどなく蜜がこぼれてしまうのを香澄は感じていた。
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