敏腕CEOは初心な書道家を溺愛して離さない
翌日、香澄がパフォーマンスをするショッピングセンターだ。
腕時計を見ながらかなりの速足で神代は催事会場に向かっていた。
前のアポイントが押してしまって、このショッピングセンターに到着したのが香澄のパフォーマンス開始時間ギリギリとなってしまったのだ。
息を切らせて会場に向かうと拍手で迎えられている香澄と岡野の姿が目に入った。
初めて見る香澄の袴姿はきりりとしていて、たいへんに美しい。
周りも美人書道家二名によるパフォーマンスが珍しいのか、何人かスマートフォンで写真を撮っていた。
神代も香澄の晴れ姿についカメラのシャッターを切る手が止まらない。
岡野のパフォーマンスのあとが香澄のもので、きりっと白い紙を睨むように真剣に見つめる香澄に見惚れそうになりながら、つい口をついて声が出てしまった。
「香澄さん、頑張って……」
それがまるで聞こえたかのように香澄がこくっと頷いて、自分の身長ほどもある大きな筆を持つ。
きらきらと瞳を輝かせて、大きな筆を動かす香澄を目で追ってしまっていた。
腕時計を見ながらかなりの速足で神代は催事会場に向かっていた。
前のアポイントが押してしまって、このショッピングセンターに到着したのが香澄のパフォーマンス開始時間ギリギリとなってしまったのだ。
息を切らせて会場に向かうと拍手で迎えられている香澄と岡野の姿が目に入った。
初めて見る香澄の袴姿はきりりとしていて、たいへんに美しい。
周りも美人書道家二名によるパフォーマンスが珍しいのか、何人かスマートフォンで写真を撮っていた。
神代も香澄の晴れ姿についカメラのシャッターを切る手が止まらない。
岡野のパフォーマンスのあとが香澄のもので、きりっと白い紙を睨むように真剣に見つめる香澄に見惚れそうになりながら、つい口をついて声が出てしまった。
「香澄さん、頑張って……」
それがまるで聞こえたかのように香澄がこくっと頷いて、自分の身長ほどもある大きな筆を持つ。
きらきらと瞳を輝かせて、大きな筆を動かす香澄を目で追ってしまっていた。