敏腕CEOは初心な書道家を溺愛して離さない
ご子息と言っても、年齢的には香澄のひと回りほども年上だ。また、書道歴は香澄の倍ほどもあり比べ物にならないほどだった。
それでも年齢的に書道界の中では師匠は若造の部類に入るのだからつくづく奥の深い世界ではある。
「柚木さん、こんにちは」
「先生、よろしくお願いいたします」
「はい。そういえばそろそろ東部書道展に出品する作品の準備が要りますよね」
「そうなんです」
書道とひとことで言っても書くものは、『漢字、仮名、調和体・近代詩文、小字数、篆刻』などいろいろある。
香澄が書いているのは『調和体』というもので漢字仮名交じり文とも呼ばれていた。
通常使っている日本語により近いこともあり、親近感があると言われている。
漢字作品が素人では読みにくく内容を理解することも難しいと言われている一方で、調和体は誰にでも読めて親しめる分人気があるのだ。
意外と書というのは身近にもあるもので、香澄も会席料理店のお品書きの仕事を依頼されたことがある。
また店名を書で、というお店も結構ある。
そういう依頼を受けて書くのも書道家としての仕事だった。
後日看板が掲げられているのを見たり、自分の書が広告や名刺などいろんな形にデザインされているのを見ると嬉しくなるものだ。
それでも年齢的に書道界の中では師匠は若造の部類に入るのだからつくづく奥の深い世界ではある。
「柚木さん、こんにちは」
「先生、よろしくお願いいたします」
「はい。そういえばそろそろ東部書道展に出品する作品の準備が要りますよね」
「そうなんです」
書道とひとことで言っても書くものは、『漢字、仮名、調和体・近代詩文、小字数、篆刻』などいろいろある。
香澄が書いているのは『調和体』というもので漢字仮名交じり文とも呼ばれていた。
通常使っている日本語により近いこともあり、親近感があると言われている。
漢字作品が素人では読みにくく内容を理解することも難しいと言われている一方で、調和体は誰にでも読めて親しめる分人気があるのだ。
意外と書というのは身近にもあるもので、香澄も会席料理店のお品書きの仕事を依頼されたことがある。
また店名を書で、というお店も結構ある。
そういう依頼を受けて書くのも書道家としての仕事だった。
後日看板が掲げられているのを見たり、自分の書が広告や名刺などいろんな形にデザインされているのを見ると嬉しくなるものだ。