復讐は溺愛の始まり 〜一途な御曹司は愛しい彼女を逃がさない〜
昔大学で開催されたミスコンで優勝したことがあるので、自分の見た目はそんなに悪くはないと思っている。
ただあの東儀崇人は、一般人の私から見れば手の届かない天上人。普通なら会うことも交わることも絶対にないような人だ。そんな人物にどうやって近づいたらいいのかさっぱりわからない。
それに加え、致命的な事に私には全く男性経験がない。中学高校と勉強をしながら母の代わりに家事をこなし、小さな結愛の面倒を見るので忙しかったし、大学に入ってからは母が亡くなってしまって、生活が大変だったのもあるが、結愛が寂しい思いをしないようにと恋人を作ることは絶対にしなかった。
そんな私が一体どうやってあの東儀崇人に近づいて、ましてや誘惑して寝取るなんてことできるんだろう……?
どうしたらいいもんかと悶々と考え込んでいると、突然汐梨がポンっと手を叩いた。
「逢莉、いい考えがある!」
彼女はバッグの中をゴソゴソ探すと、なんの変哲もない小さな小瓶を取り出した。ラベルも何も貼ってない。
「これ、特別にあげる」
「なにこれ……?」
差し出されたのは透明な小さな小瓶で、中には透明な液体が入っている。
大きさは手の中にすっぽり収まるくらい。人差し指と親指の間に挟むと、蛍光灯の光にかざしてみた。さらりとしているのか中の液体がちゃぷんと揺れる。パッと見た感じ、ただの水みたいだ。でも、汐梨の次の言葉に、思わずその小瓶を落としそうになった。
「媚薬よ」
「は……え……なっ!?び、媚薬ぅ!?」
大声で叫んでしまった後、慌てて片手で口を押さえる。斜め向かいのテーブルに座っているサラリーマンの男性がチラリと私を訝しげに見た。
汐梨はしぃーっと人差し指を唇の前に立てると、姿勢を低くして前のめりになって小声で囁いた。
ただあの東儀崇人は、一般人の私から見れば手の届かない天上人。普通なら会うことも交わることも絶対にないような人だ。そんな人物にどうやって近づいたらいいのかさっぱりわからない。
それに加え、致命的な事に私には全く男性経験がない。中学高校と勉強をしながら母の代わりに家事をこなし、小さな結愛の面倒を見るので忙しかったし、大学に入ってからは母が亡くなってしまって、生活が大変だったのもあるが、結愛が寂しい思いをしないようにと恋人を作ることは絶対にしなかった。
そんな私が一体どうやってあの東儀崇人に近づいて、ましてや誘惑して寝取るなんてことできるんだろう……?
どうしたらいいもんかと悶々と考え込んでいると、突然汐梨がポンっと手を叩いた。
「逢莉、いい考えがある!」
彼女はバッグの中をゴソゴソ探すと、なんの変哲もない小さな小瓶を取り出した。ラベルも何も貼ってない。
「これ、特別にあげる」
「なにこれ……?」
差し出されたのは透明な小さな小瓶で、中には透明な液体が入っている。
大きさは手の中にすっぽり収まるくらい。人差し指と親指の間に挟むと、蛍光灯の光にかざしてみた。さらりとしているのか中の液体がちゃぷんと揺れる。パッと見た感じ、ただの水みたいだ。でも、汐梨の次の言葉に、思わずその小瓶を落としそうになった。
「媚薬よ」
「は……え……なっ!?び、媚薬ぅ!?」
大声で叫んでしまった後、慌てて片手で口を押さえる。斜め向かいのテーブルに座っているサラリーマンの男性がチラリと私を訝しげに見た。
汐梨はしぃーっと人差し指を唇の前に立てると、姿勢を低くして前のめりになって小声で囁いた。