復讐は溺愛の始まり 〜一途な御曹司は愛しい彼女を逃がさない〜
「すみません、東儀トレーディングに派遣されている橘花ですが……」
その日のお昼休み。私はオフィスからかなり離れた場所までくると、早速スマホを取り出して、コーディネーターである町田さんに電話をかけた。
「あら、橘花さん!よかったわ。丁度連絡しようと思ってたところだったの。どうしましたか?」
「あの……せっかくいただいたこのお仕事なんですが、やっぱり私には荷が少し重すぎます。誰か他の通訳を派遣していただけないでしょうか?」
申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら、電話の向こうの彼女に頭を下げた。プロとしてこんな事になるなんて本当に失格だ。
するとなぜか「心配しなくても大丈夫ですよー」と上機嫌な返事が返ってくる。
「実はね、橘花さんが大変良くやっていると、先日東儀社長ご本人からわざわざお電話をいただいたんですよ!」
「えっ……?」
予想外の話に、私は目を瞬いた。
「それでね、東儀社長が橘花さんとの専属契約をもう1年ほど伸ばしたいと仰って、なんと、すごいんですよ。今の契約分と合わせて2年分全額一括でお支払いになったんです!」
「ええっ、う、うそっ……!?」
ただの契約社員に2年分全額一括で払うなんて、そんな話聞いたこともない。彼の強引な手腕は今まで何度も見てきたが、それにしても開いた口が塞がらない。
「あ、あの、ちなみに東儀社長から電話があったのはいつ頃でしょうか……?」
なんとなく気になって、恐る恐る町田さんに尋ねた。
その日のお昼休み。私はオフィスからかなり離れた場所までくると、早速スマホを取り出して、コーディネーターである町田さんに電話をかけた。
「あら、橘花さん!よかったわ。丁度連絡しようと思ってたところだったの。どうしましたか?」
「あの……せっかくいただいたこのお仕事なんですが、やっぱり私には荷が少し重すぎます。誰か他の通訳を派遣していただけないでしょうか?」
申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら、電話の向こうの彼女に頭を下げた。プロとしてこんな事になるなんて本当に失格だ。
するとなぜか「心配しなくても大丈夫ですよー」と上機嫌な返事が返ってくる。
「実はね、橘花さんが大変良くやっていると、先日東儀社長ご本人からわざわざお電話をいただいたんですよ!」
「えっ……?」
予想外の話に、私は目を瞬いた。
「それでね、東儀社長が橘花さんとの専属契約をもう1年ほど伸ばしたいと仰って、なんと、すごいんですよ。今の契約分と合わせて2年分全額一括でお支払いになったんです!」
「ええっ、う、うそっ……!?」
ただの契約社員に2年分全額一括で払うなんて、そんな話聞いたこともない。彼の強引な手腕は今まで何度も見てきたが、それにしても開いた口が塞がらない。
「あ、あの、ちなみに東儀社長から電話があったのはいつ頃でしょうか……?」
なんとなく気になって、恐る恐る町田さんに尋ねた。