果実と恋のバスケット
ごめん、とミカンくんが謝ってくる。
「大丈夫だよ…!レモンくんだって、本当に悪意とかがあるわけじゃなさそうだったし…」
ちょっと、ちょっとだけ怖いけど!
「そう?良かった…。あいつの言葉の真意を理解できるのなんて、俺達ぐらいだから」
ミカンくんの心配そうな、困ったような、それでも心から安心したような声を聞いて、私はどこか納得した。
レモンくんは確かに、素直に褒めてくれたりじゃなくって、少し棘がある言葉が多かったりする。
だけどなんだかそれが怯えている子供みたいで、それで伝わらないことも多いだろうから、彼の言葉をしっかり受け止めていたいんだ。