巫女&十二支擬人化男子、学園をナイショで守護してます!
「そもそも、こんな貴重品をこんな簡易クリアケースで展示するなんて不用心だよ!」
試しにクリアケースの蓋を持ち上げると、簡単に外れた。
ほら、これだ。うちの学校のセキュリティーってどうなってんの!?
本物かプラスチック製の偽物か、触って確かめてみ……。
「え?」
私の手が触れたとたん、なぜか勾玉が、ものすごく強い光を放ちだした。
うわ、本当に十二色に光ってる! しかもただの光なのに、なぜか圧倒されて体が押されちゃう!
「うわ、うわわ?」
ジリジリと後退しても、どんどん強くなる光の圧力に耐え切れず、私は尻もちをついた。そして……。
「え!? えええー!?」
自分でも信じられないほどの大声が出た。
だって極限まで強く光った勾玉から、平安朝風の衣装の男の子が三人、いきなり飛び出してきたんだもんー!
「うおお! やっと出られた!」
「いやー、よかったわぁ! 勾玉から一生出られへんかと思ったで!」
「幾年ぶりの外の空気であろうか。美味であるぞ」
私は口も両目もポッカリあけて、目の前に立つ三人を見上げた。
背は高いけど私と同い年くらい? 三人とも、アイドルやタレントでもなかなか見当たらないようなすごいイケメンだ……。
いや、問題はそこじゃない!
この人たち、たしかに勾玉から飛び出してきた。
ってことは……間違いなく本物の怪奇現象だ!
春菜と一緒に来ればよかったあー!
試しにクリアケースの蓋を持ち上げると、簡単に外れた。
ほら、これだ。うちの学校のセキュリティーってどうなってんの!?
本物かプラスチック製の偽物か、触って確かめてみ……。
「え?」
私の手が触れたとたん、なぜか勾玉が、ものすごく強い光を放ちだした。
うわ、本当に十二色に光ってる! しかもただの光なのに、なぜか圧倒されて体が押されちゃう!
「うわ、うわわ?」
ジリジリと後退しても、どんどん強くなる光の圧力に耐え切れず、私は尻もちをついた。そして……。
「え!? えええー!?」
自分でも信じられないほどの大声が出た。
だって極限まで強く光った勾玉から、平安朝風の衣装の男の子が三人、いきなり飛び出してきたんだもんー!
「うおお! やっと出られた!」
「いやー、よかったわぁ! 勾玉から一生出られへんかと思ったで!」
「幾年ぶりの外の空気であろうか。美味であるぞ」
私は口も両目もポッカリあけて、目の前に立つ三人を見上げた。
背は高いけど私と同い年くらい? 三人とも、アイドルやタレントでもなかなか見当たらないようなすごいイケメンだ……。
いや、問題はそこじゃない!
この人たち、たしかに勾玉から飛び出してきた。
ってことは……間違いなく本物の怪奇現象だ!
春菜と一緒に来ればよかったあー!