嘘八百
そうなんですねえ、と返答しながら女性たちは前菜を口に運んでいく。前菜をもりもりと食べ終えた雪がパスタに手を伸ばしたのを制し、玲香は雪の皿へパスタを盛った。
ありがとう、と皿を受け取り雪はフォークでくるくると巻き始める。
明らかに飯を食べに来たであろう雪を横目に、他六人で会話が回っていく。仕事の話、最近あったこと、好きな異性のタイプ。一応雪にも会話が回ってきたが、「上司との関係ですかね」「最近家の近くに出来た和菓子屋の大福が美味しかったです」「放っといてくれる人です」と返答した。