初恋成就は虹色雲のキセキ ~白馬の騎士は鳥かごの中の小鳥を溺愛する~
〝私は自由のない、鳥かごの中の小鳥〞

…と自分を不幸に思っていたけど、実は、鳥かごの中に閉じ込めておくことで、ずっとお父さんに守られていたのだと知ったのは、真宙が私達家族を助けてくれた後のこと。

その事はお父さんにも随分謝られたけど、全ての真実を聞いたらそれまでのお父さんへの不信感や怒りなどはきれいになくなってしまった。

それはお母さんも同様で、あれから両親はわだかまりもなく仲良く過ごしている。
しかも私が結婚して家を出るとそれは更にパワーアップしていて、二人暮らしに戻ったからなのか新婚さながらの仲睦まじさなの。

そんな両親のことを、真宙は「素敵だよな。俺達も、いつまでもあんな風に仲良くラブラブでいような」って言ってくれて、きちんと言葉でも態度でも愛情や感謝を伝え合う両親を尊敬してるみたい。

その真宙の想いを聞いて、愛情を伝えるのって恥ずかしい事じゃないんだ、と気付かされた私は、思っていることをきちんと素直に伝えるようにしたんだ。

すると、伝え合うことの相乗効果なのか、どんどん愛情が大きくなっていくの。

そして、愛情で満たされていると感じている時は、必ずと言っていいほど、心の中が輝く彩雲の様に優しく鮮やかに彩られるんだ。



こんなに幸せを与え続けてくれる真宙を、私は一生愛し続け、隣で支えていく。

そして、これからも増えていくであろう愛する家族達を、私は一生守っていく。


それが、私が見つけた、私の幸せ。


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