訳アリママですが、敏腕パイロットに息子ごと深愛を注がれています。
誠実な眼差しを信じたいと思った。
「……思いません」
「それなら良かった」
嬉しそうに微笑みかける。その優しい笑顔が自分だけに向けられているのだと思うと、くすぐったい気持ちになる。
その後二人はとあるバーでカクテルを楽しんだ。
カウンター席で隣に座り、カチンとグラスを鳴らす。
その間の時間は本当に楽しかった。
「水鏡さんはどうしてGSになったの?」
「昔から憧れていたんです」
「CAに憧れるのはよく聞くけど、GSは珍しいね」
「そうですか? お客様が空の旅に向かわれるお手伝いができるんですよ。私にとっては誇れる仕事です」
「……そういうところ」
「え?」
陽鞠はキョトンとして聞き返す。
「自分の仕事に誇りを持ち、責任持って取り組む姿勢が見ていて素敵だなと思っていたんだ」
「えっ!?」
そんな風に真っ直ぐ褒められるとは思っておらず、思わず頬が真っ赤になる。
「わ、私だけじゃないです……エアウイングの方々は皆真面目ですから。ここに入社を決めたのもそれが理由ですし」
「でも何だか君だけ輝いて見えるんだよね。この仕事が好きで楽しくて仕方ないって感じで」
それは正にその通りだが、あからさまに表情に出ていたのかと思うと少し恥ずかしい。
「だから君とこうして話せて嬉しい」
「〜〜っ」