明日、先輩の彼女
「人の話聞けよ」


もうすぐクリスマスか…。

先輩とイルミも観たいしクリスマスマーケットにも行きたい。

あ、でも、きっと先輩は人混みが苦手だろうから、家で一緒にクリスマスケーキを作って食べるのでもいいな!


「えへへ楽しみ。先輩とクリスマス♡」

「妄想するのは勝手だけど、現実は一緒に過ごすなんて一言も言ってないからな」

「え!?クリスマス一緒に過ごしてくれないんですか!?」

「なんで当たり前のように過ごさないといけねぇんだよ。その日から学校冬休みでないし、顔すら合わさないだろうな」

「そ、そんなぁ!」


盲点だった。

まさか思い描いていた未来が訪れないかもしれないなんて。

いっそのこと先輩の家族にならせてください!

寝顔から裸まで見れる家族だったらクリスマスも一緒に過ごせるのに…。


「せんぱ…」


言うだけ言ってみようとバカな私が口を開いたところで、閉め切っていた屋上の扉が開けられた。
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