【電子書籍化】初夜に「きみを愛すことはできない」と言われたので、こちらから押し倒してみました。 〜妖精姫は、獣人王子のつがいになりたい〜
「ゃ、待ってカミル様……」
「ネックレスだけは、このままにしておこうか。俺が贈ったものだけ身につけているって、すごく素敵だ」
そう言って、胸の谷間の下あたりで揺れるネックレスにカミルが触れる。ひんやりとした金属が肌を撫でる感覚に、ルフィナは思わず身体を震わせた。
「本当に綺麗だ。あの晩、どれほどこうして触りたかったことか」
「っあ」
うっとりとした表情で、カミルがルフィナの胸をそっと掴む。
「ルフィナの胸はたまらないほどに柔らかいな。食べてしまいたくなる」
「……っ」
どんどん荒くなる呼吸も、彼の手が触れるたびに漏れる声も、ルフィナの意志とは関係なしに身体が勝手に反応する。
止めようとしても止まらなくて、どうすればいいのか分からない。
「私のことは……っあ、いいですから、あの、カミル様が気持ち良くなれるように……っ」
「言っただろう、抱く前にきみの身体を慣らして解す必要があるって。今はルフィナがたっぷり気持ち良くなろう」
「でも……っん」
カミルを気持ち良くする方法はたくさん学んだけれど、自分が快楽を得ることなんて学んでない。
戸惑っているうちにカミルの手はルフィナの身体のあちこちを滑っていく。
彼の指が与えてくれる快楽に、ルフィナは溺れることしかできなかった。