【電子書籍化】初夜に「きみを愛すことはできない」と言われたので、こちらから押し倒してみました。 〜妖精姫は、獣人王子のつがいになりたい〜

「く……っ」

 身体を裂かれるような痛みはあるけれど、ルフィナよりもカミルの方が辛そうだ。眉を寄せて歯を食いしばるその顔を見て、ルフィナはそっと彼の頬に手を伸ばした。

「カミル様、もっと強く。私は大丈夫ですから」

「っでも」

「平気です。ほら、たくさん慣らしていただきましたから。初夜の時よりも、痛みはうんとましです」

 そう言って笑ってみせると、カミルが荒い息を吐いた。そして、ゆっくりと腰を押しつけてくる。めりめりと本当に音がしているのではないかと思うほどに、身体が開かれていくのを感じた。
 確かにものすごく痛いけれど、痛みと同時にカミルとの距離がどんどん縮まっていく気がする。もっと奥に、もっと深く彼を感じたくて、ルフィナはカミルの背に回した腕に力を込めて強く抱きついた。

「ルフィナ、そんなことしたら……っ」

 余裕のなさそうなカミルの声がするが、ゆっくりと時間をかけても痛いものは痛いのだ。それなら、早く終わらせて彼としっかりと繋がりたい。

「大丈夫、多分痛みのピークは過ぎましたわ。それに一気に済ませた方が良さそうな気がします。ですから、どーんと遠慮なく奥まで来てくださいませ」

「きみは本当に……可愛い顔して、時々豪快だな」

 ため息まじりに笑ったカミルが、ルフィナの額に口づけを落とす。そして更に腰を押しつけられたことで、ルフィナは息苦しいほどの圧迫感を感じた。ほとんど隙間なく抱き合っている状況からも、最奥まで彼のものを受け入れたのだろう。

「すごい……何だか、お腹の中……いっぱい」

「……っだから、そういうことを言うとな」
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