【電子書籍化】初夜に「きみを愛すことはできない」と言われたので、こちらから押し倒してみました。 〜妖精姫は、獣人王子のつがいになりたい〜
「サキーユ家の誰がやらかしたことか、それも想像はついてる。父上には報告してありましたよね、サラハがとんでもない嘘をルフィナに吹き込んでいたこと」
「あぁ、そうだな。確かに報告を受けた」
うなずく国王を見て、騎士団長の顔は一瞬で青ざめる。かたかたと震えながら彼は、床に膝をついた。
「も、申し訳ありません……! カミル殿下」
「謝るのは俺にじゃない、ルフィナだろう」
「は、はいっ! 申し訳ありません、ルフィナ様!」
床に額を擦りつけるようにして謝罪の言葉を口にする彼を見て、ルフィナは顔を上げるようにと促す。隣でカミルは不満げだったが、自分よりうんと年上の人に頭を下げさせたままにするのは、落ち着かない。
「おまえへの処罰はあとで考える。今はとにかく、ルフィナを陥れようとした犯人の検挙に全力を尽くせ」
厳しいカミルの言葉に、騎士団長は必ずとうなずいた。
騎士団長が退室して、カミルがようやく身体の力を抜いた。そのままぐっと抱き寄せられて、耳元で安堵したような彼のため息が聞こえる。
同時に、アイーシャが泣きながらルフィナに抱きついてきた。
「お義姉様、無事でよかった……! ごめんなさい、あたし、助けられなくて」
「大丈夫よ。心配してくれてありがとう、アイーシャ」
「本を持って戻ったら、お義姉様はいないし、反逆罪の疑いがあるって言われて、あたしどうしたらいいか分からなくて」
泣きじゃくるアイーシャの頭を、ルフィナはそっと撫でる。彼女がルフィナの無実を信じてくれていたことは、分かっている。ルフィナにとっては、それで充分だ。
「あぁ、そうだな。確かに報告を受けた」
うなずく国王を見て、騎士団長の顔は一瞬で青ざめる。かたかたと震えながら彼は、床に膝をついた。
「も、申し訳ありません……! カミル殿下」
「謝るのは俺にじゃない、ルフィナだろう」
「は、はいっ! 申し訳ありません、ルフィナ様!」
床に額を擦りつけるようにして謝罪の言葉を口にする彼を見て、ルフィナは顔を上げるようにと促す。隣でカミルは不満げだったが、自分よりうんと年上の人に頭を下げさせたままにするのは、落ち着かない。
「おまえへの処罰はあとで考える。今はとにかく、ルフィナを陥れようとした犯人の検挙に全力を尽くせ」
厳しいカミルの言葉に、騎士団長は必ずとうなずいた。
騎士団長が退室して、カミルがようやく身体の力を抜いた。そのままぐっと抱き寄せられて、耳元で安堵したような彼のため息が聞こえる。
同時に、アイーシャが泣きながらルフィナに抱きついてきた。
「お義姉様、無事でよかった……! ごめんなさい、あたし、助けられなくて」
「大丈夫よ。心配してくれてありがとう、アイーシャ」
「本を持って戻ったら、お義姉様はいないし、反逆罪の疑いがあるって言われて、あたしどうしたらいいか分からなくて」
泣きじゃくるアイーシャの頭を、ルフィナはそっと撫でる。彼女がルフィナの無実を信じてくれていたことは、分かっている。ルフィナにとっては、それで充分だ。