【電子書籍化】初夜に「きみを愛すことはできない」と言われたので、こちらから押し倒してみました。 〜妖精姫は、獣人王子のつがいになりたい〜
返事をしてからアイーシャの方を振り返ると、彼女はにっこりと笑って手を振った。
「どうぞ行ってらして、お義姉様。アルデイルを気に入ってくださると嬉しいわ」
「ありがとう、でももうすっかり気に入ってるわ」
そう言って、ルフィナは差し出されたカミルの手を取って立ち上がった。
部屋を出る前にカミルがふと思い出したように足を止め、アイーシャを振り返る。
「アイーシャも、ありがとう。ルフィナの髪、とてもよく似合っている」
「ふふん、そうでしょう。金色のリボンを使ったのがポイントよ。お兄様もデートのお礼にって、お義姉様に撫でてとおねだりするといいんじゃないかしら」
くすくすと笑いながらアイーシャが言った言葉の意味はルフィナには分からなかったが、カミルには何か通じたらしい。少し気まずそうな顔をしつつ、彼はそのまま小さくうなずいてルフィナを部屋の外へと促した。
「すっかり仲良くなったようだな」
城の廊下を歩きながら、カミルがつぶやく。手を握られていることに少しドキドキとしながら、ルフィナはこくりとうなずいた。
「私も妹が欲しいなと思ったことがあったので、すごく嬉しいんです」
「俺よりも仲良くなってるような気がして、少し妬けるな」
「え?」
早口でつぶやかれた言葉が聞き取れなくて首をかしげたものの、カミルは何でもないと首を振った。
「せっかくだから、昼食は城の外で食べようか。俺のよく行く店があって、美味いんだ」
「外で……?」
「どうぞ行ってらして、お義姉様。アルデイルを気に入ってくださると嬉しいわ」
「ありがとう、でももうすっかり気に入ってるわ」
そう言って、ルフィナは差し出されたカミルの手を取って立ち上がった。
部屋を出る前にカミルがふと思い出したように足を止め、アイーシャを振り返る。
「アイーシャも、ありがとう。ルフィナの髪、とてもよく似合っている」
「ふふん、そうでしょう。金色のリボンを使ったのがポイントよ。お兄様もデートのお礼にって、お義姉様に撫でてとおねだりするといいんじゃないかしら」
くすくすと笑いながらアイーシャが言った言葉の意味はルフィナには分からなかったが、カミルには何か通じたらしい。少し気まずそうな顔をしつつ、彼はそのまま小さくうなずいてルフィナを部屋の外へと促した。
「すっかり仲良くなったようだな」
城の廊下を歩きながら、カミルがつぶやく。手を握られていることに少しドキドキとしながら、ルフィナはこくりとうなずいた。
「私も妹が欲しいなと思ったことがあったので、すごく嬉しいんです」
「俺よりも仲良くなってるような気がして、少し妬けるな」
「え?」
早口でつぶやかれた言葉が聞き取れなくて首をかしげたものの、カミルは何でもないと首を振った。
「せっかくだから、昼食は城の外で食べようか。俺のよく行く店があって、美味いんだ」
「外で……?」