【電子書籍化】初夜に「きみを愛すことはできない」と言われたので、こちらから押し倒してみました。 〜妖精姫は、獣人王子のつがいになりたい〜
うなずくと、カミルがネックレスの金具を留めてくれた。まるで抱きしめられるかのような距離感に、また鼓動が速くなる。彼に抱かれた時だって、こんなにドキドキすることはなかったのに。
胸元で揺れるネックレスを見つめて、ルフィナは緩む頬を押さえた。どうしようもないほどに嬉しくて、口角が勝手に上がってしまう。
「本当に、嬉しいです。大切にしますね」
「その花が好きなら、今度は指輪を贈ろう。リリベルの花をデザインしたものは、きっときみによく似合う」
「ふふ、嬉しいですけど、このネックレスだけで充分ですよ」
ルフィナは笑ってやんわりと断る。あれこれ装身具をねだるのは、はしたないことだと教えられてきた。無邪気にドレスや装身具をねだっていた母親の姿を思い出して、同じようになりたくないと思う。
だがカミルは穏やかな笑みを浮かべると、ルフィナの耳元に唇を寄せた。また近づいた距離に、鼓動が跳ねる。
「男が装身具を贈るのは、身につけるたびに自分のことを思い出して欲しいからだ。それに、きみの身体を飾るものは、俺が選んだものでありたい」
我儘かなと囁かれて、ルフィナは慌てて首を横に振った。それを見て、カミルは満足そうに笑う。
「じゃあいつか、贈らせて」
「はい、楽しみにしています」
そう言ってルフィナはこくりとうなずいた。カミルはいつも、こうして不意に甘い言葉を囁いてはルフィナの心をかき乱す。きっと顔は真っ赤になっているに違いない。
「もうひとつ、ルフィナに見せたい場所があるんだ」
胸元で揺れるネックレスを見つめて、ルフィナは緩む頬を押さえた。どうしようもないほどに嬉しくて、口角が勝手に上がってしまう。
「本当に、嬉しいです。大切にしますね」
「その花が好きなら、今度は指輪を贈ろう。リリベルの花をデザインしたものは、きっときみによく似合う」
「ふふ、嬉しいですけど、このネックレスだけで充分ですよ」
ルフィナは笑ってやんわりと断る。あれこれ装身具をねだるのは、はしたないことだと教えられてきた。無邪気にドレスや装身具をねだっていた母親の姿を思い出して、同じようになりたくないと思う。
だがカミルは穏やかな笑みを浮かべると、ルフィナの耳元に唇を寄せた。また近づいた距離に、鼓動が跳ねる。
「男が装身具を贈るのは、身につけるたびに自分のことを思い出して欲しいからだ。それに、きみの身体を飾るものは、俺が選んだものでありたい」
我儘かなと囁かれて、ルフィナは慌てて首を横に振った。それを見て、カミルは満足そうに笑う。
「じゃあいつか、贈らせて」
「はい、楽しみにしています」
そう言ってルフィナはこくりとうなずいた。カミルはいつも、こうして不意に甘い言葉を囁いてはルフィナの心をかき乱す。きっと顔は真っ赤になっているに違いない。
「もうひとつ、ルフィナに見せたい場所があるんだ」