凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
だだっ広いソファに二人くっついて並んで乾杯をする。

「伊吹はここに一人で住んでるんだよね?」

「そうだよ」

「何して過ごしてるの?」

「んー、ソファに寝転んで携帯みたり、バルコニーで天サロしたり…映画見たり? あれ、何してたっけな」

改めて言われるとわからん。

「ははは。伊吹は自炊しないの?」

「するよ」

「料理できんの?」

「出来るんだなこれが」

それは意外だとも言う顔で見られる。

「例えば何作るの?」

「鶏胸肉焼く」

「あとは?」

「ささみ茹でる」

「あとは?」

「赤みのステーキ焼く」

「それ料理って言う?」

「卵茹でる」

「了解」

「了解ってなんだよ」

「男らしいなって思っただけ」

その後もいつものように会話をしながらワインを2本空ける。
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