凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
そして更に酒も進み、いつの間にか琴は俺のあぐらの中にすっぽり座ってきて映画を見ながら俺の手を弄っている。

琴曰く、大きい手がお気に召したらしい。

俺も小さな琴の手を見て守ってあげたくなった。
まぁ、守らずとも投げ飛ばせる実力の持ち主だがな。

こんな華奢な身体で意外すぎる。

「伊吹…、私たち付き合っちゃったね」

「そだな」

琴は向きを変えて俺の膝の上に座った。
さっき外でキスした時のように。

俺の首の後ろに手を回してきたのを合図に、俺たちはキスを交わした。

絡みつく互いの舌。
初めてだからぎこちなさはあっても、すげぇしっくりくる。

たぶん俺とのキスしか知らないから。
俺の真似してるから。

身体をなぞりたくなる手を必死に我慢する。

だってこの状況なかなかだろ。

俺の家で、彼女が俺に跨って。
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