凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
今日は最近できたSNSで話題になっていた、なんともカラフルなドーナツを食べに行く。

「めっちゃ並ぶじゃん」

と環。
環は並ぶのが嫌いだ。

「いーじゃん、いーじゃん! 写真とろー!」

そう言って莉央羅がインカメラにして写真を撮り出す。

「うちら、かわよっ! 最強じゃん?」

莉央羅と環は写真を見ながら騒いでいる。

二人が可愛いのは非常に納得だが、私は…

「え、ケバくない? キャバ嬢ぽい」

私はそう言って手鏡を出して改めて顔を見る。
環にメイクを任せたまま見てなかった。

「いやいや、琴がダントツなんだわ」

「琴、本当美人」

「勘弁してよ。地黒だし、なんか顔濃いし」

そんな話をしていれば急に話しかけられた。

「こんにちは。可愛いね! 俺らと遊ぼうよ」

はぁー。
まただよ。
三人で出かけるといーっつもこうなる。

そして私たちは顔を見合わせる。
"これは無し"
二人の目がそう言っている。
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