凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
「んっ…いいよ」

え?

「いいの?」

「え? 何で?」

「いや、2.3日とかの話しじゃないぞ?」

「うん。いいよ?」

ん?

「え? 仕事とか…その、辞めて…」

そうなのだ。
俺は一年のほとんどを海外で過ごす。

俺の所属チームの本拠地はヨーロッパ。
だから琴に言葉を話せるのか聞いたのだ。

一緒に来ては欲しかったけど、琴が仕事を辞めたくないというのなら、遠距離も致し方ないとは思っていた。

「うん。辞める」

琴は1ミリも迷う事なく即答する。

「本当に!?」

俺は腰を振るのも忘れて入れたまま話しを続ける。

「うん。結婚するなら、私専業主婦になるのが夢だったの。あ、でも海外で働いた方がいいなら全然働くよ! 仕事するの嫌いじゃないし」

「いやいやいや。そういう事なら働かなくていい。まじで。全然大丈夫。俺、これでも養えるから」

まさか俺の年俸知らない?
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