凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
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「モナコ!?」

「ああ」

モナコはヨーロッパ南部、三方をフランスに囲まれ、一方は地中海に面したものすごく小さな国。

「うっそ。夢みたい!」

俺は移住先にモナコはどうかと家で琴に話している最中だ。

「治安も良いし、フランス語だし。地中海に面してるから良いと思うんだけど。それに俺の所属チームのメンバーも何人か住んでる」

「全然! 私はどこでも大丈夫だよ!」

「まぁ、でもずっと住むかはわからない。所属チームが変わる可能性もあるし。ごめんな、その辺ハッキリしない仕事で」

「全く問題なし!」

ははは。
さすがだわ。

「それから、今期は冬の決勝まで一人で周ってくるな」

「うん。私も仕事辞めるの3ヶ月後になっちゃったし。でも行ける試合は有給も溜まってるし観に行こうかな! レース、週末だもんね?」

「ああ。ありがとな。今シーズンが終わったら籍入れよう。結婚式も」

「うん。楽しみにしてる。ちょっとだけ会うの我慢だね」
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