凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
するとまたガラッとドアが開く。

「は? 何やってんの?」

お、これは双子の和楽(わらく)君だな。

「挨拶せぇ! 琴の旦那さんになる方だぞ!」

親父さんがようやく俺から離れる。

「あ! え!? 明日じゃなかったの!? 伊吹さん!?」

「琴が間違えてやがったんだよ!」

「琴姉、何してんだよ。こんにちは、初めまして。弟の和楽です。たぶんすぐに妹の鈴(すず)も来ると思うんだけど…」

和楽君は、すらっと身長が高く男の俺から見ても将来有望そうな今時のイケメンだった。

「ただいまー! え!? きゃーーーーーーー! 何!? イケメン過ぎない!?」

鈴ちゃんだなこれは。
この子も今時のJKって感じで可愛らしい。

次々に現れる家族に琴は顔を引き攣らせてかろうじて笑っている。

「こんにちは。佐久間伊吹です」

「明日じゃなかったの!? 生ヤバい! 私、妹の鈴です! えー!? 琴姉、マジ?」

生って。

「まじまじ。はい、子供はさっさと二階行きな」

おお。姉ちゃんぽい。
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