凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
「えー? ずるーい。私たちも混ぜてよぉー」

するとまたガラッとドアが開いた。

「ごめんなさい、遅くなっちゃっ…て…」

あ、母ちゃんだな。
琴に似てる。

んでもって俺を見てフリーズしてしまっている。

「ママ? ママー!」

鈴ちゃんが顔の前で手をヒラヒラさせる。

するとハッと意識を取り戻した。

「生ヤバい」

と一言そう言った。

「クハハハッ」

俺は我慢ならずに笑ってしまう。






「ほんっとごめん!」

無事に全員揃った所で結婚の挨拶もして今は車で帰っている。

「いや、なかなか面白かったわ」

あの後、親父さんはビールを飲み出して話しが止まらなくなり、お袋さんは終始妹の鈴ちゃんと俺をずーっとニコニコと観察していた。

和楽くんは人懐っこくて、F1レースの話しに興味深々だったし。

「あの…、一応あれが私の家族です」

「明るくて良い家族だ」

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