凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
そして気合い十分で挑んだレース。

やべぇ。
またぶっちぎりだった。

ちょっと自分でも引く。

マシンのトラブルもなくクルーの士気も上がって最高潮の盛り上がりを見せた。

油断は禁物。

でも本当に最近、集中できている。

寂しいけど。

ただ琴からの励ましの言葉や、何気ない会話をするだけで力がみなぎってくる。

会える日を楽しみに、この寂しさもバネに頑張れてるような気はする。
レースの時は。

でもやっぱり一人で眠る夜は寂しい。

早く帰りてぇ。
琴に会いてぇ。

そんな事を思いながらシャワーを浴びる。

でもせっかくだし、シンガポールで少し観光でもしてくか?

今日はもう遅いから明日とか?

琴に聞いてみよう。

その後琴と待ち合わせをして会場をでてホテルへと向かう。

「おし。行くぞ」

エレベーターで二人きりになったのをいいことに俺は琴にキスをする。

「ふふ。キスばっかり」

「うるせ。させろ」

「はは! そのたまに出る俺様ぶりなんなの?」

「わからん」
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