凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
「なるほど」

そう言いながら頷いている。

いや、なるほど、ふむふむ。
じゃないのよ、こっちゃん!

もう言うか!?
ここで!

こんないっぱい人いる所で!

気絶しないか?
大丈夫か!?

「食ったらドライブでもするか」

「いーね!」

おし。
二人きりになれる。

ただ今は真っ昼間だ。

出来れば夜に言いたいー!
そんでそのままファーストキスくらいは貰いたいー!

たぶんだけど、琴も今までのいろんな反応を見てると、俺の事好きなんじゃないのかなーと思う。

これで違う言われたら、俺ちょっとだけ泣くかもしれん。

ホテルから出て、俺の車に乗せる。
この動作も板に付いてきた。

スニーカーでパンツを履いてる時は自分でぴょんぴょん乗り降りしてるけど、ヒールやスカートの時は俺が乗せてやる。
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