来世にこの希望と深い愛を。
「パフェいいね!なーんか、もうお腹空いてきちゃったー」

そんなことをだらだらと喋っていると、いつの間にか家の近くまで来ていた。

望深と居ると楽しくて、時間が過ぎるのが一瞬に感じる。

「じゃ、またねー」

お互い手を振りながらそう言って、一人で家に向かう。

望深が居なくなった途端に、なんとなく寂しさを感じる。冬の寒さが身にしみて、夜の静寂さが漂う。

家に着きリビングに行くと、暖房が効いていて心地よい暖かさが広がった。

私はコートを脱ぎ、首元に巻いていたマフラーを外す。

ふかふかのソファーに寝転がり、スマホを手に取る。

『家着いたよー』

家に着いてからも、メッセージでやり取りをする。

もはやこれが当たり前になっているから、お互いなんとも感じない。

返事が返ってくるまでは、SNSなどで動画を見て過ごす。

面白い動画があったらすぐに共有して、画面越しに笑い合う。

そんな毎日が幸せで、いつも温かい気持ちに包まれる。

数分後にきた一件のメッセージ。遅かったなと思いつつ、通知をタップしてメッセージを確認する。

そのメッセージは、少し予想外のものだった。

『ちょっと体調崩れちゃって、今病院』

望深は元々病気持ちで、死んでしまう可能性もある。病気には波があって、軽いときや重いときがある。

さっきの浮かれた気持ちが無くなり、心配という気持ちが胸に広がった。
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