来世にこの希望と深い愛を。
ピコン。

私のすぐ横から、そんな通知音が聞こえた。

私は急いでスマホを取り、通知に目をやると、望深からメッセージがきていた。

「はぁー...良かったぁ...」

私は膝から崩れ落ちそうなぐらいに安心した。

『ごめん、体調悪くて返信遅れちゃった』

両手を合わせて、申し訳なさそうにしているスタンプも送られてきた。

『大丈夫だよ』『心配した笑』

私は二つに分けてそう送った。

『ごめん笑』『てか、明日学校来れないかも』

大好きな親友に会えないのは寂しい気持ちでいっぱいだけど、とりあえずOKのスタンプを送っておいた。

『てことは、パフェもだめ?』

『そうだねー、ほんとごめん』『また今度食べよ』

パフェも楽しみにしていたけど、健康第一だから我慢する。

『もう寝るね』

おやすみのスタンプと共に、そう送られてきた。

私もおやすみと返して、スマホを閉じた。

長い髪を、ただひたすらドライヤーに当てる。

やっと乾かし終わり、最後に少し髪をとかす。

もうこんな時間か...。

時計の針は、十一時を回っていた。

明日も朝早いからもう寝ようと思い、部屋の明かりを落とす。

心地よいベッドで、私は眠りについた。
< 5 / 12 >

この作品をシェア

pagetop