学校イチモテる天然王子の溺愛が甘すぎて溶けそうです…!
「は?嘘をつくな!そんなわけないだろ」

「嘘じゃないですよ。俺、雫が初恋なんです」

告白されることはあっても、好きでもない人と付き合うのはどうかと思い、いつも断ってきた。

「マジ、か…」

驚いているお兄さんに、俺の気持ちを伝えようと口を開く。

「俺は、雫のことが大好きです。誰よりも好きで、離したくないし、一生守りたいと思っています」

「おまえ、それプロポーズか!?」

「それくらい、雫のことを思っているんです」

雫を思う気持ちは、誰にも負けない。

この、『雫命』なお兄さんにも負けない自信がある。

「ううっ…」

途端、なぜか泣き始めたお兄さんに戸惑う。

「ちょっと!?なんで泣いて…」

「雫に彼氏か…。なんでこんなイケメンなんだ!」
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