それぞれの幸せの形
次の日、俺は久しぶりに熱を出した

「38度だね、今日は大人しく寝てなさい」

「母さん、写真取って、、」

「はいはい、あんたは本当に麗奈ちゃんが好きだね笑
麗奈ちゃんのためにも早く風邪治しなさい」

母さんは俺らが別れたことなんて知らない

別れたのに麗奈の写真を見るなんて、
まだまだ麗奈のこと好きだな

そんなこと思いながら俺は熱にうなされていた


「ブー」

スマホの通知音で一回起きた

「麗奈、、?」

そこには

「ほんとはねわたしともきのことす」

と書かれていた

そのときの俺は熱が40度近くまで上がってしまい、麗奈からのメールだったが、詳しく確認することが出来ず、そのまま寝てしまった

これが麗奈からの最後のメールだった
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