それぞれの幸せの形
それからというものの、学校にも徐々に行くようになり、今までの生活を送るようになった
麗奈がいないということだけが変わったこの生活で

とりあえず、目の前の生活にいっぱいいっぱいだった俺は将来のことなんて考える余裕なんてなかった

今はそれでいいと涼太も親も周りの友達も言ってくれた
だんだん、笑えるようになってきた

麗奈、俺さ、もうちょっと頑張るよ

でも、俺将来何したらいいんだろう

だんだんと周りが進路を決めていくうちに俺も考えるようになった
俺は元々別に夢があるわけではなかったし、大学も麗奈と涼太と同じところにしようかなと思ってたくらいだった
学部も何も考えてなかった

「涼太、俺さ将来何したらいいんだろう」

「麗奈は?何になりたいって言ったの?」

「麗奈は、、」
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