御曹司様の一目惚れ人生ゲーム〜私はただ愛されたかっただけ〜花村三姉妹 葉子と仁の物語
姫ちゃんから声をかけられ、ハッと我に帰る。この時、葉子ちゃんと目で軽く会釈をし、急いでみんなが待っている会議室に向かった。
雅と姫ちゃんの件の発端は数日前に遡る。帰宅途中、ケーキを買いにホテル9(クー)に寄った姫ちゃんと、たまたまロビーで出会した。
その時、彼女から今夜雅は仕事関係で大学の三村先輩と会食予定だと教えてもらったが、ロビーにいるはずもない雅が長身の女性と抱き合い、そのままエスカレーターで腕を組んで上がっていった。もちろん、それは大学の先輩である三村さんではなかった。姫ちゃんは半泣きでタクシーに乗り込み、雅と住んでいる部屋には戻らず、連絡もつかない状態。
後ほど、もう一人の親友で姫ちゃんの姉である圭衣ちゃんと付き合っている大和から連絡が来て、彼女が帰国した姉の葉子ちゃんと一緒で無事であることと、後日話し合いをすることを教えてもらう。すかさず俺のホテルの会議室を話し合いの場として提供し、大和と俺が仲裁役を買って出た。
雅はとにかく姫ちゃんを溺愛している。彼らが出会ったのは15年以上も前のこと。当時高校生だった雅が迷子の幼い彼女を助けたのがきっかけ。この時、雅は色々な問題に直面していた。
旧華族である家柄と会社、中学の時にできた彼女の裏切り、進路について。そして男なのに甘い物が好きなことで馬鹿にされたことも。そんな時、彼女の無垢な心と言葉によって救われ、将来の夢もできた。彼女を『天使のようなお姫様』と呼んでいた雅。
大人になった彼女が偶然雅の会社に採用され、また再会したわけだ。新しい秘書の彼女があの『天使のようなお姫様』だと知り、俺は自分のことのように嬉しかった。この二人が婚約した時も心から喜んだ。
彼女は俺たちをブランド品としてではなく、一人の人間として接してくれる。俺たちの周りにまとわりつく結婚目当ての女性たちとは初めから違った。俺にとって姫ちゃんは可愛い妹のような存在。
だからロビーで他の女と一緒にいる雅を見た時、自分の目に映っている状況が信じられない気持ちでいっぱいだったし、初めてあいつに対して怒りが湧き起こった。
雅と姫ちゃんの件の発端は数日前に遡る。帰宅途中、ケーキを買いにホテル9(クー)に寄った姫ちゃんと、たまたまロビーで出会した。
その時、彼女から今夜雅は仕事関係で大学の三村先輩と会食予定だと教えてもらったが、ロビーにいるはずもない雅が長身の女性と抱き合い、そのままエスカレーターで腕を組んで上がっていった。もちろん、それは大学の先輩である三村さんではなかった。姫ちゃんは半泣きでタクシーに乗り込み、雅と住んでいる部屋には戻らず、連絡もつかない状態。
後ほど、もう一人の親友で姫ちゃんの姉である圭衣ちゃんと付き合っている大和から連絡が来て、彼女が帰国した姉の葉子ちゃんと一緒で無事であることと、後日話し合いをすることを教えてもらう。すかさず俺のホテルの会議室を話し合いの場として提供し、大和と俺が仲裁役を買って出た。
雅はとにかく姫ちゃんを溺愛している。彼らが出会ったのは15年以上も前のこと。当時高校生だった雅が迷子の幼い彼女を助けたのがきっかけ。この時、雅は色々な問題に直面していた。
旧華族である家柄と会社、中学の時にできた彼女の裏切り、進路について。そして男なのに甘い物が好きなことで馬鹿にされたことも。そんな時、彼女の無垢な心と言葉によって救われ、将来の夢もできた。彼女を『天使のようなお姫様』と呼んでいた雅。
大人になった彼女が偶然雅の会社に採用され、また再会したわけだ。新しい秘書の彼女があの『天使のようなお姫様』だと知り、俺は自分のことのように嬉しかった。この二人が婚約した時も心から喜んだ。
彼女は俺たちをブランド品としてではなく、一人の人間として接してくれる。俺たちの周りにまとわりつく結婚目当ての女性たちとは初めから違った。俺にとって姫ちゃんは可愛い妹のような存在。
だからロビーで他の女と一緒にいる雅を見た時、自分の目に映っている状況が信じられない気持ちでいっぱいだったし、初めてあいつに対して怒りが湧き起こった。