ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
 エリナとルディはエルフと同じくらいに身軽なので、ツリーハウスの木製階段を軽々と登った。家は木のかなり高いところにあるのだ。

「この部屋は大きいから、フェンリルの姿でもゆったり眠れると思いますよ。ハンモックも吊れますが、どうしますか?」

 セラがルディに尋ねたが、彼は「このままで大丈夫だ、ありがとう」と答えた。ルディは『小さな子猫は暖かな尻尾にくるまって眠るものだ』と考えているのだ。そして『俺の尻尾はハンモックなどには決して負けん!』と、謎の闘志も燃やしていた。
 前回のお泊まりでハンモックに寝たエリナが、帰ってからも楽しそうにその話をしたからかもしれない。

「ルディさん、せっかくですからハンモックの体験をしてみたらかどうですか? 気持ちがいいですよ」

「フェンリルの尻尾よりもか?」

「モフモフが最高に決まっているにゃ」

 エリナに即答されて、ルディは自分の大人げない態度に気づいたようだ。

「そうだな、森エルフ式の眠り方を体験してみるのもいいかもしれないな」

 ということで、ツリーハウスの一室に、フェンリルも眠れる巨大なハンモックが吊られたのだった。
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