ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
「うんうん、赤ちゃんを守ってよくがんばったにゃんね! さあ、もっとマシュマロを食べるにゃん、元気が出るにゃんよ」

 エリナは少女の頭を優しく撫でて、マシュマロを食べさせた。ゼラチンと砂糖でできたマシュマロは、おなかにも心にも優しい食べ物なのだ。

「エリナ、シチューが温まったぞ」

「ありがとにゃん。そうしたら、スプーンでじゃがいも、にんじん、玉ねぎをよく潰して欲しいにゃん。急に食べるとおなかがびっくりするから、柔らかい野菜を少しずつ食べさせるにゃんよ」

「心得た!」

 ウィリオ王子はスプーンで野菜を潰して、シチューをよく混ぜた。

 いい匂いがしたので、少女のおなかがまたくるるると鳴った。

「できたぞ」

「ありがとう。少しずつ、ゆっくりと食べるにゃんよ? はい、あーんするにゃ」

 そう言って、エリナは少女の口元にスプーンを運んだ。空腹の時にがつがつ食べると胃が受け付けず、体調が悪くなる危険があるからだ。

「よく噛んで、ゆっくり、ゆっくりにゃんよ」

 少女は素直に、言われた通りにもぐもぐと口を動かした。

「美味しい……」

「はい、あーん」

 その横では、セラが赤ん坊を抱いて「おお、よしよし。いい子だねえ」とあやしている。彼は王家の子どもたちに大人気の、子育て上手な従者なのだ。
 赤ん坊が機嫌良さそうにしているので、少女は安心してシチューを食べた。
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