ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
「ちなみに、そのことはルールーは知っているのか?」

「知ってるにゃ。っていうか、バレたにゃん……」

 エリナがそう答えると、ウィリオ王子とセラは「さすがはルールーだな、勘のいい人魚だ」「商人魂をお持ちですからね、目は確かなんですよ。それに、秘密を見抜く力は圧倒的に女性の方が上ですから」「セラ……過去になにかあったのか?」「そこは聞かずにスルーしてくださいよ」「よほど怖かったんだな」と男同士の会話をした。

「まあ、詳しい話は後だ。今はそのふたりを安全なところで寝かせてやってくれ」

 赤ちゃん妖精のミュリンデルはルディに抱っこされていたが、メイシーは気の毒に地面に横たわっている。

「わかったにゃ……あの、黙っていてごめんにゃ。これからも友達でいてくれる?」

 エリナが恐る恐る言うと、ウィリオ王子は「どうしたんだ?」と不思議そうに言った。

「当たり前だぞ。エリナが何者であっても、そのようなことは我々の友情の前では些細なことだ。エリナはエリナだからな」

 彼は「さあ、もう休むといい。エリナはまだ小さな猫だから、夜はちゃんと寝るのだぞ」と言うと、ユーディリシェイラミアムスに「エリナたちのこと、よろしくお願いします」と頭を下げた。
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