ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
 ダンジョンの最初の層には、とても弱い魔物しか出てこなかった。どのくらい弱いかというと、フェンリルが覇気を込めてひとにらみすると、そのままサラサラ崩れて消え去ってしまうほどだ。

「イワネズミしか出ないダンジョンですか。おかしなバランスですね。もしかすると、下の階に戦力を集中しているのかもしれません」

 セラが言ったので、子猫は「セラさんはダンジョンに詳しいんですか?」と尋ねた。

「血気盛んな頃に、様々なダンジョン巡りをしたことがあるんです。それぞれに個性があって、楽しかったですよ。マーレン国にもいくつかありますが、植物系の魔物が多い所とか、虫系の魔物が多い所、蛇とかカエル系の所もありました」

「ダンジョン巡りをしたにゃんね。それは羨ましいにゃん」

 ウィリオ王子はエリナの反応を見て「羨ましい、のか?」と不思議そうに言った。

「メイシーちゃん、ここはどんな魔物が出るの?」

「岩とか鉱物の魔物よ」

「となると、ストーンゴーレムとか、ロックリザードとかですかね。固いから、急所を一撃するか殴る武器が有効ですよ」

「それじゃあ、このフライパンでばっちりにゃん!」

 セラは「ええと、それは、どうかなあ、あははは……」と、困り顔で答えた。
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