ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
 その下の階に行っても、やっぱり弱い魔物しか出てこない。

「これはセラの言う通り、要石をこれ以上強くさせないために戦力を集中しているのかもしれんな」

「そんな……」

「困りました」

 メイシーとミュリンデルが、心配そうに言った。

「ふたりを追いかけてきたのは、どんな魔物だったにゃん?」

「岩でできた狼です」

 セラが「それはロックウルフですね」と言った。

「岩でできたネズミもいたけれど、それは蹴飛ばしたら消えちゃったの。狼は強くて逃げ出すしかなかったわ」

「そうですね、メイシーがだいぶネズミを倒してくれたんですけど、狼のせいで要石に近づけなくなってしまったんです」

「狼の魔物とは、フェンリルとして聞き捨てならんな……」

「そうだにゃ! 岩でできていたらぜんっぜんモフモフしないにゃん! そんなの許せないにゃん!」

 エリナは別の意味で憤っていた。

「まさか、岩でできた猫なんていない……にゃんね?」

 子猫が低い声で「モフモフ要素のない猫なんてもの、存在を許すことができないにゃ」と呟いたので、皆は背筋をぞくりとさせた。モフモフスキーは愛が大きいだけあって、怒りも凄まじいようである。
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