ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
「ふう……不届ものは成敗したにゃん……」

 ようやくフライパンを下ろしたエリナに、ルディは「お疲れさま」と声をかける。

「エリナさん、ありがとうございます。魔物に吸い取られていた力がだいぶ戻ってきて、楽になりました」

 赤ちゃんの姿になってしまった妖精は、力を少し取り戻せたので目を覚ます時間も増えてきていた。

「よかったにゃん、ミュリンデルさん、ずいぶんとはっきり話せるようになったにゃんね」

 にっこりするエリナは、いつもの可愛い子猫だった。

「はい。エリナさんは勇ましくてとてもカッコいいですね! わたしもエリナさんみたいな、戦える妖精を目指そうと思います!」

 赤ちゃんが、キラキラと輝く瞳でエリナを見つめたので、メイシーとルディは「ミューちゃん、それはやめとこ!」「ミュリンデル殿、目指す方向についてはもっと考えてから決めた方がいいと思う」と急いで言った。

「……言いたいことはー、いろいろあるんですけどー、とにかく先を急ぎましょうよ」

 セラはそう言って、言葉を失っているウィリオ王子の背中を「女性って怖いでしょ? いい学びを得ましたね」と優しく叩いた。
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