ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
 獣人もドワーフも体力があるので、お風呂に入って少し昼寝をしたら、エリナもメイシーもすっかり元気になった。
 ミュリンデルも、また成長したようで、なんとひとりで歩けるようになった。一歳半くらいになったところだろうか。

「ミューちゃん、あっという間にわたしよりも大きくなりそうにゃんね」

 エリナが耳をへにょりとさせて、悲しそうに言う。お姉さん気分を味わえるのがあとわずかのようなので、寂しいらしい。

「でも、そうなったら一緒に遊べますよ。ほら、ブランコ遊び? マーレン国の森に殿下が作ったというブランコに、ぜひ乗ってみたいのです」

「わたしも乗りたい! ねえ、ミューちゃんは飛べるようにならないの? そうしたら遊びに行けるじゃない」

 メイシーが無邪気に言った。ミュリンデルは首を傾げた。

「わたしは石の妖精だから、どうかしら。飛べるといいのだけれど、重すぎやしないかしら」

「猫が飛べるんだから、練習すればきっと飛べるにゃんよ。妖精の力って気合い次第にゃんよ! 金色の粉の出し方はわかる?」

「わかります」

「それをまぶせば、妖精仲間にしか姿が見えなくなるから、夜に飛ぶ練習をするといいにゃんよ」

「ねえねえ、エリナちゃん、わたしも飛べるようになる?」

 めかも飛ぶ気満々だ。

「妖精の保護人のお仕事は、きっと飛べた方が便利だから飛べるにゃんよ」

「そういうものなのかな」

「妖精の力って、思い込み……カッコよく言うと、信じる力が大切なのにゃんよ。心から飛べると思えば飛べるし、壊せると思えば星も壊せるにゃん」

「……まさか、エリナちゃんは星を壊したことが……あるとか」

「にゃ! にゃ、にゃんのことかにゃあん」

 エリナは必死に可愛く鳴いて、なんとかその場をごまかしたのだった。
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