ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
「そろそろお仕度をいたしましょう」

 そう言って、部屋付きの侍女がドレスルームに案内をしてくれたので、女の子たちは用意されていた謁見用の服に着替えた。
 手配したのはもちろん、セラだ。彼はマーレン国の姫君のお世話をした経験もあるので、このようなことにも詳しいのだ。

 エリナは、まさか正装する機会があるとは思わず、礼装を持って来なかったので「セラさんのおかげで助かったにゃ」とほっとした。
 ルディはというと、王都警備隊の制服と礼服をちゃんと持ってきていた。オフなのに私服でなく制服を持ち歩くところがルディらしい。

「せっかくですので、ゼットランドのドレスをご用意させていただきましたが、よろしかったでしょうか?」

 侍女にそう尋ねられたエリナが「はい、どんなドレスなのか楽しみなのにゃん」とにこにこしながら答えたので、侍女は『なんてお可愛いらしい子猫ちゃんなのかしら! ちょっと抱っこしたいけれど、お客様にそのような振る舞いはできないし、ああ、ふわふわのお耳も尻尾も可愛くて辛い!』と内心で身悶えた。
 子猫の愛らしさはドワーフにも通じるようである。
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