ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
 マーレン国の世界樹の根元で一泊し、王宮に来る途中でゼットランドの宿で二泊したら、それが子猫の限度だったようだ。

 耳も尻尾もへにゃんとさせて「おうちに……帰るにゃん……」としょんぼりするエリナを見て、ルディの胸はきゅううううんとしてしまった。

 素早く子猫を抱き上げると「そうか! では速やかに帰るとするか! 世話になったがそろそろお暇させてもらうぞ!」と宣言して、そのまま窓から飛び出そうとしたところを、意外と常識人なセラが「ルディ殿下、待って! 落ち着いて!」としがみついて引き止めた。

「エリナが帰りたいと言っているのだ、邪魔をするな!」

「いや、お帰りの邪魔はしないけど、窓ではなくて玄関から帰りましょうよ。ほら、殿下は一応スカイヴェン国の名前を背負ってるんだし、ね?」

 その姿を見たウィリオ王子は「ユーディリシェイラミアムス様もそうだけど、妖精というのは実に自由だな……」と妙な感心の仕方をしていた。
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