ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
「これでいいかにゃ……ん? あれはフライパン? どうしてここにフライパン?」

 エリナは棒を置いて、面白武器コーナーと書かれたコーナーに駆け寄った。そこには、武器職人の遊び心から作られた変わり種の武器が展示してあった。

 エリナが気になったのは、少し柄が長い銀色のフライパンだ。両手で持って構えれば防具になり、振り回せば殴打する武器になる。片手で持ってもしっくりくる。

「どうぞ、お試しくださいね」

 店員に手渡されたので、何回か素振りをしてみる。エリナは「これは使いやすいにゃん」と笑顔になった。よく見ると、フライパンの底には肉球の形に大きな模様がある。ピンク色の魔石を溶かして焼きつける加工がされていた。

「これはストーンの作品ですよ。その模様には、使用する者の魔力を増幅して攻撃力に変える働きがあるそうです。獣人は皆、身体に魔力が巡っていますからね。エリナ様にも使えると思います」

「すごいフライパンなのにゃ!」

 エリナは目をぱちくりさせながら、「色も可愛いにゃんね」とフライパンを振った。
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