ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
「リクワニモドキなんて大物を狩っちまったから、もうシロモコとクロモコでは物足りないかもしれないね。少しだけ森に入って、スライムに挑戦してみるかい?」

「スライム! 知ってます、有名な魔物ですね!」

 日本にいる時に、エリナはスライムの名を耳にしていたようである。

「スライムの魔石には、物を分解する働きがあるんだよ」

「分解、ですか?」

「そうさ。例えば、泥水にスライムの魔石を入れると砂と泥と綺麗な水に分かれるし、絞った果汁に入れると甘いシロップと酸っぱい液体に分かれるのさ」

 エリナは『それって、物を分離させるってことだよね? ということは、もしかすると……ゼラチン作りに使えるかもしれない?』と目を輝かせた。

「姉さん、スライムの魔石が欲しいです!」

 エリナは新しい食材としてゼラチンを作りたかった。ゼラチンは動物の皮や骨を水で煮込んで作るのだが、そのままだと臭みが残るのでデザートには使えない。なんとか精製できないものかと悩んでいたのだ。

(スライムの魔石で問題が解決するかもしれないにゃ!)
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