ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
「だ、大丈夫、きっと大丈夫にゃんよ。豚骨ラーメンを食べたい気持ちはぐぐっと抑えてがんばるにゃ!」

 エリナは「豚骨ラーメン?」と不思議そうな顔をする料理人たちの前で、取ってきたスライムの魔石をポケットから取り出して洗うと、火を止めた鍋の中に入れる。
 すると、鍋の中身がぐるぐると円を描いて動き出した。魔石は淡い水色の光を放っている。

 しばらく待つと鍋の動きが止まり、温度も下がっていた。

「こんなに早く冷えるなんて、いったいなにが起きているんでしょうね?」

 料理長のリックルは不思議そうに言い、冷え固まった鍋をどうするかをエリナに尋ねた。

「ちょっと触らせてくださいにゃ……やっぱり。綺麗に層に分かれているにゃん」

 エリナは手先を猫化して、爪でひっかけると、丸くてエリナの指より長いくらいの厚みがある円盤を取り出した。そして、冷たい水で洗う。
 現れたのは、透明で固い、ゼラチンの塊だった。不純物がまったくないため、想像していたよりも透明度が高く、エリナは「綺麗にゃ……」とうっとりした。
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