ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
「皆さん、これがゼラチンです! さあ、これを使ってどんなものができるかさっそく試してみましょう」

 嬉しそうな猫に、料理人のひとりが「この鍋の中身はもういらないですか? 処分しちゃっていいんでしょうか?」と尋ねた。

「はい、いらないです。あっ、スライムの魔石は取っておいてにゃ」

「了解です!」

 どうやら臭いがたまらなかったらしく、鍋の中身は素早くどこかへ運ばれて消えた。

「それではまず、基本的なフルーツゼリーを作りますね。純度が高くて透明だから、きっと素晴らしい出来になりますよ」

 エリナはまな板にゼラチンの塊を置いて端の方を包丁で切ると、小鍋に水と共に入れて火にかけた。

「ゆっくり煮溶かしてくださいね。沸騰させると固まりにくくなるので注意してください」

 エリナはレモンを絞り、すっかり溶けたゼラチン液に砂糖と共に入れた。

「大人は白ワインを入れると美味しいにゃよ。……わたしは子猫だけど、料理人だから、ちょっとだけならいいかにゃ……」

「駄目だぞ。子猫に酒はよくないからな」

「残念にゃん」

 目を光らせていたルディが、両手でばつを作って「大人になるまで待ちなさい」とエリナを止めた。
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