ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
エリナはあら熱を取ったゼラチン液を、フルーツが入ったグラスに注いだ。
「これを冷蔵庫で冷やすと、フルーツゼリーのできあがりです」
料理人たちに任せると、次にエリナは「イチゴを洗ってヘタを取ります」と言った。
「下ごしらえはお任せください」
エリナはイチゴを預けて「よろしくにゃんね」と言った。
エリナは孤独に生きてきたせいか、他人に頼るのがとても苦手なのだ。しかも、年上のプロフェッショナルな人々に指示を出す、というのはまだ幼い子猫でしかないエリナにはハードルが高かった。
だが、頻繁に料理を共に作ってきたので、王宮の料理人たちに少しずつ心を開き、作業のほとんどを任せている。
料理人たちは彼女の複雑な事情は知らないのだが、新しい料理のレシピを惜しげもなく伝えてくれるエリナを尊敬していたし、なにより愛らしい子猫の役に立つことがこの上ない喜びと感じているのだ。
『手足となって働きたい』『どんな願いも叶えて役に立ちたい』『子猫の下僕になってもかまわない』という彼らの熱い気持ち……熱すぎる気持ちを『みんな親切にゃんね』とさらっと受け取る子猫と、『むうううっ、おまえたち、待て! 子猫の一番の下僕……ではない、一番役に立つ男は俺だぞ!』と視線で牽制するルディとで、今日も厨房は熱かった。
「これを冷蔵庫で冷やすと、フルーツゼリーのできあがりです」
料理人たちに任せると、次にエリナは「イチゴを洗ってヘタを取ります」と言った。
「下ごしらえはお任せください」
エリナはイチゴを預けて「よろしくにゃんね」と言った。
エリナは孤独に生きてきたせいか、他人に頼るのがとても苦手なのだ。しかも、年上のプロフェッショナルな人々に指示を出す、というのはまだ幼い子猫でしかないエリナにはハードルが高かった。
だが、頻繁に料理を共に作ってきたので、王宮の料理人たちに少しずつ心を開き、作業のほとんどを任せている。
料理人たちは彼女の複雑な事情は知らないのだが、新しい料理のレシピを惜しげもなく伝えてくれるエリナを尊敬していたし、なにより愛らしい子猫の役に立つことがこの上ない喜びと感じているのだ。
『手足となって働きたい』『どんな願いも叶えて役に立ちたい』『子猫の下僕になってもかまわない』という彼らの熱い気持ち……熱すぎる気持ちを『みんな親切にゃんね』とさらっと受け取る子猫と、『むうううっ、おまえたち、待て! 子猫の一番の下僕……ではない、一番役に立つ男は俺だぞ!』と視線で牽制するルディとで、今日も厨房は熱かった。