ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
「王妃様、わたしが王妃様をおんぶしてみましょうか?」

 子猫のエリナが、まんまるい目でサランティーナ王妃を見上げた。

「もしかして、わたしなら飛べるかもしれませんから!」

「そんな、いいのよエリナ。エリナが潰れてしまったら大変ですもの。でもありがとうね」

 王妃は子猫を抱き上げると、柔らかな耳に頬ずりしながら「優しい子ね」と言った。

「そうだ、いいことを思いついたぞ。母上、もしかして、母上を荷物カゴに入れたら飛べるかもしれない」

「あなた、わたしを荷物扱いする気なの?」

 もちろん、ルディに他意はない。子猫すら王妃を乗せて(?)飛ぼうとがんばっているのだから、自分も努力しようと思っただけなのだ。

「誰か、母上が入りそうな荷物カゴを持ってきてくれ。試してみよう」

「カゴに詰め込まれてまで飛びたいとは思いませんわ」

「いや、できることは試してみるべきだ。大丈夫、蓋はしない。誰か荷物カゴを……」

「持ってこなくてよろしくてよ!」

 こうして、実験は中止となった。
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