ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
 小さな保冷バッグを大きな保冷バッグに詰め込んでも、重さはそれほどでもない。
 エリナはそれをフェンリルの帯にくくりつけながら言った。

「いくら獣人が力持ちでも、冷蔵庫を持ち歩くのは大変すぎるにゃん。保冷バッグは便利だと思います」

「まさか、冷蔵庫の代わりになるものを布で作るとは思わなかったな」  

「布は意外と熱を通しにくいにゃんよ。さらに薄いアルミのシートがあれば効果が高くなるんですけれど……この世界のどこかにアルミがあるかにゃ? 確か、ボーキサイトっていう鉱物から作れるにゃん。本で読んだにゃん」

 日本の図書館で様々な知識を蓄えてきたエリナだが、さすがにアルミの原料の見つけ方まではわからない。

「ボーキサイトが見つかれば、スライムの魔石で分離して、アルミニウムが作れると思うんですけどね」

「エリナは難しいことを知っていてすごいな!」

 準備をしながら、ルディは感心して言った。

「鉱物のことならドワーフが詳しいから、あとで聞いてみるといい」

「そうですね」

 エリナには、武器屋のストーンと道具屋のガミークという頼りになるドワーフの友人がいる。あとで相談しみようと思いつつ、出発の準備を進めた。
< 91 / 254 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop