今夜、上司と不倫します 不倫したら一億円もらえるって本当ですか!?
「なにかのおりに話したのを妹は覚えていて君を選んだようだ」
「面白かったから私が選ばれたんですか」
「それだけではないのだが……おそらくはバレていたんだろうな」
くく、と抑えきれない笑いをこぼして彼は言う。
「琴峰亜都さん」
急に表情をきりっとさせた彼に名を呼ばれ、亜都はどきっとした。
「俺は君が好き……ぶはっ」
こらえきれないように笑われ、亜都は顔をしかめた。
「告白を冗談にするなんて」
「違う、本当に好きなんだ! だけど百面相を思い出して」
くくく、とお腹を押さえて怜也は笑う。
「すまない、こんな……自分でもかっこ悪いと思うが」
極度の笑い上戸、と水木が言っていたのを思い出す。確かにこれは極度と言って差し支えないだろう。
普通ならこんな素敵な部屋で告白なんてのぼせあがるシチュエーションだろうに、彼が大笑いしているから台無しで、本当に自分を好きなのかすら疑いが出て来る。
ひとしきり笑った彼は、テーブルに両手をおいて、はあはあと乱れた呼吸を整える。
「びしっと決めたかったのにな」
「……そうですか」
答えた亜都は、ふいに現実の問題を思い出した。
「面白かったから私が選ばれたんですか」
「それだけではないのだが……おそらくはバレていたんだろうな」
くく、と抑えきれない笑いをこぼして彼は言う。
「琴峰亜都さん」
急に表情をきりっとさせた彼に名を呼ばれ、亜都はどきっとした。
「俺は君が好き……ぶはっ」
こらえきれないように笑われ、亜都は顔をしかめた。
「告白を冗談にするなんて」
「違う、本当に好きなんだ! だけど百面相を思い出して」
くくく、とお腹を押さえて怜也は笑う。
「すまない、こんな……自分でもかっこ悪いと思うが」
極度の笑い上戸、と水木が言っていたのを思い出す。確かにこれは極度と言って差し支えないだろう。
普通ならこんな素敵な部屋で告白なんてのぼせあがるシチュエーションだろうに、彼が大笑いしているから台無しで、本当に自分を好きなのかすら疑いが出て来る。
ひとしきり笑った彼は、テーブルに両手をおいて、はあはあと乱れた呼吸を整える。
「びしっと決めたかったのにな」
「……そうですか」
答えた亜都は、ふいに現実の問題を思い出した。